2006年 02月 13日
先日の内覧会 たくさんの方に来ていただきホント感謝感激でした。 中に「ケントさんって、こんなアメリカンデザインもできるんですね」 と言われました。 「ええ、アメリカ住んでましたから、、、。」といいそうになりましたが笑ってました。そう言えば 最近は アレンジしたのが多かったからなー、と正統派輸入住宅の、ダイニングで一息ついたしだいです。 でも、今回のM邸はオリジナルデザインのセオリーから言えば ちょっと外れます。ジョージアンスタイルにヴィクトリアンファームハウスのポーチを作ったら、外壁は横板張り(ヨロイ貼り)が王道です。でもここは、スタッコ調(塗り壁)です。おそらく去年南カリフォルニアで見ていなかったら怖くてできなかったでしょう。一歩間違えれば取り返しのつかないダサダサになっちゃいますからね。ところが!多くの現代南カリフォルニアのリモデリングケースを見ると自由なスタイルでアレンジされてんです。2枚目の写真がサンディエゴいったときの写真です。外観からするとスパニッシュコロニアルですからオレンジの素焼き瓦するところを緑の瓦で北ヨーロッパ入れちゃってるんです。無国籍だけど全然かっこいいでしょ!?ちらりと見えた家の中の調度品も超上品でした。只、これも基本のオリジナルデザインをちゃんと知っているからアレンジできるんですよね。 じゃあ、アメリカンデザインてどんなの?てことです。多くの方が想い描くアメリカっぽい家は俗に言う「アーリーアメリカン調」といわれる、アーリーイングリッシュコロニアルスタイル(初期英国植民地住宅様式)のことだと思います。(今回のM邸や赤毛のアンの家など)確かにこれが原型とされていますがご存知のとおりアメリカは移民の国です。そこで生まれた植民地の数だけアメリカンデザインが生まれたわけです。オランダ人植民地ではダッチコロニアルスタイル、スペイン人の植民地ではスパニッシュコロニアル。次回から折に触れ其々解説しますね。
by kent_yano
| 2006-02-13 13:35
| 住宅建築家「Y」のノート
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2019年 11月 2019年 09月 2019年 07月 2019年 04月 2018年 11月 2017年 11月 2016年 09月 2015年 12月 2015年 11月 2013年 10月 2012年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 09月 2007年 06月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 07月 2006年 05月 2006年 03月 2006年 02月 検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||